1日目:夜

桜を送る、初級編

[桜を送っていく] を選択

 夕食を作ってもらったお礼もまだだし、桜に挨拶してこよう、という選択肢。一番士郎らしい選択肢という意味ではこれでしょうか。

 最近物騒なんだから送るという士郎に、返事を言いよどむ桜。この翌日開示される情報ですが、一年前、慎二の桜への暴力にキレた士郎が慎二をぶん殴った結果、彼らは疎遠になっています。
 この日の昼間、士郎が慎二の理不尽な嫌みを全て「あれは慎二の味だ」であっさり済ませていることを思うと大変興味深く、一成の「衛宮はカッとなりやすい」評も正しいことがよく分かるところです。
 桜への暴力、自分への嫌がらせ、どちらも慎二の行いなのですが、片や殴らずにはおれず片やちゃんと聞き入れて対応する(対応が真っ直ぐすぎて逆に慎二にブーメランしてましたが)というのは、まさに士郎の琴線の在処が出ているところ。

 さて、ようするに桜が返事に困ったのは、士郎に送ってもらったら兄の機嫌が悪化するから。

 表向きは藤ねえの家に行く事になっているから慎二は強くでられないが、ここで俺が送って行ったりしたら何かと問題になる。
 ――その、俺が言いがかりをつけられるのはどうでもいいが、慎二が桜にあたるのは良くない。

Fate stay/night 共通ルート1/31

 ……いやそっちもはどうでもよくはない、という突っ込みを一々この人にしてるとキリががないのでおいておくとして、事情は分かっても士郎的にこの物騒なご時世桜を一人で帰らせるという選択肢はない。物騒なご時世ということは士郎の一人歩きも物騒なんですが、この人がそちらを思いつかないのは一々突っ込んでもキリがないのでやっぱりおいておくとして困ったところで我らが剣道五段の虎がボディガードを買って出ます。このタイミングが本当に藤ねえ。有り難う藤ねえ。

 そういうわけで、桜に夕食のお礼を言う士郎に桜が微笑み、士郎が真っ赤になって本シーン終了です。

 月日の経つのは早いもので、ちょっと前まで後輩だったのに、今では後輩の女の子、になってしまった。
 ……情けないな、俺。
 今まで桜を家族みたいに思っていただけに、この変化を素直に受け入れられないんだから。

Fate stay/night 共通ルート1/31

 士郎は良くも悪くも筋を通そうとする人なので、「友人の妹」で「保護すべき後輩」に不埒な思いを抱くとかだめだ!ってのが先に立っちゃう。だから、桜はスタート地点、一番士郎の近くに居るけどある意味一番ハンデを負っているとも言える。申し訳ないですがHFまでお待ちください桜さん……。

みかん星人来襲

[藤ねえと遊ぶ] を選択

 食事時の「将来の夢」暴露に若干ご立腹な士郎が藤ねえの所に文句を言いに行きます。「あんなつまんない話されたら桜だっていい迷惑だ」というのが言い分ですが、それを聞いた藤ねえはにんまり。

「ははーん。なあんだー、そっかー、そういうわけ、つまり士郎はそうなのようー」
 だっていうのに、にんまりと口元をにやけさせて藤ねえご満悦。
「……あ。なんかこう、カチンときたかも。なに納得してんだよ、ばか虎っ」
 むむー、と藤ねえの間抜け顔を睨む。
「虎でもいいよーだ。ようするにアレでしょ、士郎は桜ちゃんに知られるのがイヤだったのよ。
 他の人に“正義の味方になりたい”なんて知られても気にしないけど、桜ちゃんに知られるのは恥かしかったワケね」
「な――――」

Fate stay/night 共通ルート1/31

 やたらに自律したところが目立つ士郎ですが、とかく藤ねえを前にすると素直なまっすぐぶりと「家族」への気安さが前面に出るせいか、口調も所作も年よりむしろ子供っぽくなります。まぁその、なんというか、可愛らしいといってしまいたくなるような。
 そんな士郎の一面と、士郎と藤ねえの間にあった時間の片鱗が存分に味わえるのがこちらの選択肢。一度は選んでいきたいところです。

 加えて、この選択肢のポイントは、「 他の人に“正義の味方になりたい”なんて知られても気にしない」しかし「桜に知られるのは恥ずかしい」の二点でしょうか。「衛宮士郎」にとって正義の味方を目指すのは「当たり前」で疑問を挟む余地のないことでも、桜の前では「私人」であるただの士郎にはそれを気恥ずかしく思う気持ちがある、と。

更にお疲れ様でした 

[大人しく寝る] を選択

 こちらはあまり見るところがない。周回プレイ用のショートカット選択肢?